エイズの無症状期のウイルス増殖にバラシクロビル

エイズは、一般にHIVと呼ばれるヒト免疫不全ウイルスに免疫細胞が感染し、ヒト免疫不全ウイルスが感染者の免疫システムを破壊する為に、後天的な免疫不全になってしまう性行為感染症であり、最終的には重篤な免疫不全に陥り、日和見感染症や悪性腫瘍、認知症などの合併症を引き起こします。
エイズは、HIVに感染後直ぐに発症するのではなく、感染後3週間から4週間で急激なHIVの増殖に対する免疫反応として発熱や倦怠感、頭痛などの風邪様相症状が発現しますが、一過性の症状なので1週間から2週間でおさまりその後無症状期に入ります。
エイズの診断基準は、無症状期にあるHIV感染者が厚生労働省の定める23の疾患の一つ以上を発症した時点からエイズ患者と定義しています。
エイズの潜伏期間とも言えるHIVの無症状期も、数年から15年程度と個人差が大きく、HIVへの感染をいち早く知り、エイズの発症を少しでも遅らす治療を始める必要があります。
現在では、通信販売で購入出来る検査キットで、HIVだけで無くヘルペスやクラミジアなどの感染検査が簡単に自宅で出来ますが、専門の医療機関による核酸増幅検査や抗原検査、抗原抗体同時検査などの高度な検査を受ける方が、早期発見出来ます。
治療には、逆転写酵素阻害薬やプロテアーゼ阻害薬やインテグラーゼ阻害薬が投与されていますが、バラシクロビルの服用でHIVの量を減少させる効果がある事が確認されています。
バラシクロビルは、アシクロビル系の抗ウイルス化学療法薬であり、ウイルス感染細胞のDNAの複製を阻害し、ウイルスの増殖を抑制する効果があり、一般的にはヘルペスや水痘・帯状疱疹ウイルスなどの治療に用いられています。
又、バラシクロビルは、下痢や吐き気、発疹、眠気、頭痛などの副作用がありますが、重篤な副作用も少なく比較的安全性の高い医薬品です。