バラシクロビルで感染症を抑える、多発性筋炎

化学療法剤に分類される医薬品として、バラシクロビルというものがあります。ヘルペスウイルスの活動を抑える効果があり、水疱瘡や帯状疱疹、性器ヘルペスなど、ヘルペスウイルスに関わる様々な疾患治療に用いられています。
ヘルペスウイルスは人から人へと感染するウイルスです。一度感染すると、完治ができないとされています。ウイルスが神経細胞まで侵入し、潜伏してしまうことがその理由になります。神経細胞に入り込んだヘルペスウイルスを退治する治療法はまだ存在しません。
そこで用いられるのが、バラシクロビルです。バラシクロビルでは完治できませんが、ヘルペスウイルスによる様々な症状の発生を抑えることができます。再発しやすい病気にかかった場合に、活躍してくれます。
ヘルペスウイルスはわりと身近な存在で、感染しやすい状況が整っているといえます。子供の口の周囲に水ぶくれや発疹ができることがよくありますが、これもヘルペスウイルスが原因である可能性が高いものです。人が持つ免疫力によって自然に消えてしまいますが、ヘルペスウイルスの根は残っている状態です。
免疫の異常によって引き起こす可能性がある病気として、多発性筋炎があります。多発性筋炎にかかると、筋肉に炎症や変形が見られるようになり、筋力が低下したり、痛みを伴うようになります。
膠原病の仲間に分類される多発性筋炎は、女性に多いことで知られています。その割合は、男性の2倍とされています。発症しやすい年齢は、5歳から14歳頃の子供、35歳から65歳の成人となっています。特に中年が発症しやすい特徴があります。患者数は徐々に増えている傾向にあります。遺伝する病気ではありませんが、免疫力の遺伝によって、発症しやすい可能性は存在します。